公開買付用の口座を作る

端数の株は売れないの? ということはありません。最低売買単位(1単元)に満たない単元未満株は「単元未満株(S株)取引」という別の取引で売れます。その際の売却手数料も単元株とは別ものです。

うーむ。なんだかなあ。
900円で買い取ってもらえる株を897円で売るというのも実は引っかかっていた。その上、スパッと売れずに、手数料も別々に掛かるというなら、やっぱり①の「株式移管」で、手数料なしで買い取ってもらうか!
突然やる気を出して、公開買付関係書類を取り出し、野村證券に来店予約を入れました。

普段使っている証券会社が代理人証券会社だったら手続きは楽だったのですが、私はネット取引のSBI証券を利用していて、今回の代理人証券会社の野村證券に口座を持っておりません。その場合、まずは野村證券に口座を作って、SBI証券の口座にあるAOI TYO ホールディングス株を移管しないといけないのです。

予約した野村證券の窓口に行きましたら、担当の方が丁寧に教えてくれました。

まずは、野村証券に口座を作りますが、それは通常の口座でなくてもよく、公開買付の株式移管専用の口座というのがあるのだそうです。私は今後も今のネット証券がメインで野村證券を利用することはないと思ったので、その公開買付用の口座を作ることにしました。この口座は、 買付の送金が済んだ時点で解約消滅するそうです。