在宅医療のメリット、デメリット
すでに介護サービスを受けている方の場合は、ケアマネジャーに相談すれば在宅医療チームと連携してくれるでしょう。実際、在宅医療を受けている人のほとんどが要介護、というのが現実です。
医療面は医療チームが医療保険の範囲で、生活面は介護チームが介護保険の範囲で行います。自費で介護の内容をさらに充実させることも可能です。
在宅医療を受けるメリットは、なんといっても自由であること。寝る時間も、起きる時間も気の向くまま。テレビの音量を気にすることもなく、住み慣れた家で過ごせます。ただ同居の家族がいる場合は、オムツ交換や食事の介助など、ある程度の協力をお願いしなければならないことも知っておきましょう。
24時間いつでも電話で相談でき、訪問も可能ですが、いざというとき、病院のようにナースコールを押して5分で誰かが駆けつけてくれるというわけにはいきません。訪問までにはだいたい30分~1時間はかかると考えて、すぐに対応してもらえないと不安という方には向かない可能性も。
もちろん、在宅医療を始めてみて「やっぱり病院がいいな」と思ったら切り替えることも可能です。医療者がすぐ近くにいないと不安という方は、病院での医療を選んだほうがよいでしょう。