安心して老後を迎えるためには、どのくらいの老後資金が必要なのでしょうか? 巷では「2000万」に関するニュースがあふれています。某大臣は「人生設計を考えるとき100歳まで生きる前提で退職金を計算してみたことがあるか?」と言いましたが、実は『婦人公論』はすでに、2年前に「100年生きるためのお金」を試算していました。果たしてその結果は?

自分の生活は 自分で守る

まず言いたいのは、老後の生活を年金だけでまかなうのは、難しいということです。総務省の「家計調査報告」(2018年)によると、無職の高齢夫婦世帯の月収平均が約22.3万円に対し、支出は約26.5万円。毎月約4.2万円の赤字となっています。つまり単純に計算して、10年間で420万円の赤字になるのです。

しかし、これはあくまでも、現在の高齢者の話。今後はすべての収入源が先細り、さらには医療技術の革新の結果、人生100年時代が到来すると予想されています。当然、老後に必要な額は膨らみ、「老後破産」という未来が……。

そんな末路を辿らないためにも、「自分の生活は自分で守る」意識を持ち、資金計画を立てる必要があるのです。

そこで、「夫婦ともに100歳まで生きる」と仮定しましょう。そして、現在50代の夫婦が100歳になるまでにどれだけの資金が必要か、2組の夫婦のケースをシミュレーションしてみました。

「夫婦揃って100歳まで生きるなんて、現実味がない」と思われるかもしれませんが、そこまで老後資金を維持できるライフプランを一度立ててみてもいいのではないでしょうか。