Q2 洪水で家が浸かりました。火災保険で補償されますか?
A2 補償されないケースも。すべての商品に水災補償がついているわけではありません。
近年増え続けている豪雨被害も、火災保険の「水災」から補償されます。前回お伝えしたように、「住宅総合保険」であっても、注意しなければならないのは、最初から「水災補償」が組み込まれている商品と、セレクトできる(ついていない)商品があることです。
保険の見直しをした際、「以前の保険は水災補償が最初からセットされていたので今回も当然補償される」と思い込んで、泣きを見た方もいらっしゃいます。
今一度、お手元の証券で「水害」補償の有無を確認してみてください。不明な時は、契約している損保会社に確認されることをお忘れなく。
Q3 35年ローンで家を買い、35年経って完済しました。このあとも保険に入れますか?
A3 入れます。築年数と保険を誤解している方が多いです。
住宅ローンを長期で設定されている方も多いと思います。このことから、たとえば35年ローンなら、35年以上経つと火災保険は加入できないと思っていらっしゃる方もいますが、大きな誤解です。ローンを超えた年数でも、火災保険の加入は可能です。
ただ、築年数の古い家屋は積極的に引き受けてくれない損保会社もあるため、大手損保をはじめ他社にも問い合わせて、決して諦めることのないようにしてください。
なお、個人契約の火災保険の「建物」は、“一般的”に居住用を意味します。言い換えれば、築年数に関係なく、「別荘や空き家」は引き受け対象にならないケースもあるということです。