毎日朝晩繰り返す、洗顔やクレンジング。汚れやメイクをすっきり落とすことは、透明感を引き出し、肌の生まれ変わりを促すために欠かせないスキンケアです。 けれど、無意識な自己流洗顔で肌にダメージを与えている場合も少なくありません。肌だけでなく心までいたわる《落とし方、洗い方》を山本浩未さんが指南します(撮影〈人物〉=天日恵美子 構成・文=片岡えり)
山本浩未流 洗顔の極意
潤いを生み、刺激から守ることもできる肌が唯一できないのは、自ら汚れを落とすこと。スキンケアのファーストステップである《落とす》を見直すだけで、老化もトラブルも軽減できます。
1)「何を使うか」より「どう洗うか」を意識する
洗顔料やクレンジング剤は、肌質やメイクの濃さにより最適なアイテムが変わります。「クレンジングは2~3本用意して、肌の状態や心身の疲れ具合によって使い分けると便利です。重要なのは、何を使うかより、どう洗うか。繊細なゾーン(青線部内)はとにかく優しく、汚れが溜まりやすいゾーン(赤斜線部)は細かく丁寧に」(山本さん。以下同)。