天災はいつ、どこで起こるかわからない

「10月6日にリリースしたアルバム『令和3年7月伊豆山土砂災害復旧支援チャリティアルバム こころ ~ I colori del cuore ~』は、熱海の施設、楽舎「戀月荘」で収録していました。鳥のさえずりや糸川のせせらぎなど、周りの音を活かし、自然との調和を目的にしていたアルバムです。その録音の最中に災害が起こったので、チャリティアルバムにしようと決めたんです。

急遽チャリティアルバムになった『こころ』の収録の様子を市長に説明する江原さん

齊藤市長は「熱海は大きな被災者住宅を建てる土地がないので、被災者の方には既存の施設にばらばらに入っていただいている状況です。そのことで地元の方同士のつながりが失われないように、市の相談員が常駐し、被災者の方が交流できる『支え合いセンター』を作りました。皆さまにこの義援金をしっかり届けたいと思います」とコメント。

「被災者の皆さんも、暮らす場所が変われば、学区や通っている病院も変えなければならないなど、心身ともにさぞご負担かと思います。東海道線や新幹線の線路が被害を受けなかったのは奇跡的でしたが、普段何気なく通っている道が使えなくなるとどんなに大変か、身に染みてわかりました」と言う江原さんに、齊藤市長は「被災のショッキングな映像を見て、日本だけでなく世界中から励ましのメッセージやご支援をいただきました。熱海は多くの方の思い出の地であり、ファンでいてくださることがわかったので、復興に全力を注ぎたいと思っています」と語った。

最後は記念撮影をし、江原さんから目録とチャリティアルバムが市長に手渡された。

目録を受けとる市長(左)と、江原さんの紹介者で熱海市議会議員の竹部隆さん(右)

気象災害を含め、今後天災がいつ、どこで起こるとも限らない。常に備えることの大切さと、起こった災害を風化しないことを訴え続ける江原さん。チャリティアルバムで継続的な支援を続けつつ、年末にはチャリティの書籍を上梓する予定だという。

10月6日に発売されたチャリティアルバムの売上金も、継続的に熱海市に寄付される

2021年 9月 9日(木) 東京オペラシティコンサートホール

【感染症に立ち向かう大村智記念研究所募金(イベルメクチン)支援 チャリティー・ライブ配信公演】
マタイ受難曲 ~山田実 訳・編曲 口語日本語版 ~ 未来のために忘れてはならないこと』

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