「来年の寅年、デビューするぞ!」と力強く宣言

ゲネプロ後の記者会見で個性を爆発させたのは、松田と松倉だ。今回の舞台で使用した5.5mの高さを持つトランポリンの装置について、松田が「5.5mって50mの半分くらい? もっと半分?」とメンバーに確認すれば、来年の抱負を聞かれた松倉が「身長を伸ばしたいんです。どうすればいいんだろう。牛乳ですかね? 牛乳、たくさん飲みます!」と言うなど、自由奔放さを発揮。2人が口を開いた途端、新橋演舞場のステージが幼稚園の園庭と化すのが愉快だった。

と言いつつ、筆者がパフォーマンス中に一番目で追っていたのもこの2人。特に松田は歌っている時の妖艶さとのギャップがすさまじく、「本当に同じ人!?」と二度見したほどだ。他のメンバーもダンスの時は超アグレッシブなのに、喋り出すと一様に優しく、ほわほわした雰囲気になってしまうのがとてもいい。

和やかな会見の様子(撮影=木村直軌)

会見終盤、吉澤が「(来年は)ツアーで行ったことのない地域に行って、生でパフォーマンスを届けたい」と言えば、常に俯瞰で全体を見ている感のある中村が「来年は寅年。記念すべき年になればいいと思いますが、(大事なのは)それに向かってどれだけ努力できるか。初心を忘れず、自分たちで何かをつかみに行く気持ちで駆け抜けたい」とコメント。