2021年12月28日号・1月4日合併特大号
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[特集]
〈コツコツ積み重ねて〉
「健康」と「お金」が福を招く

身体が健康で、お金の不安は多少あっても「なんとかなるさ」と前向きに考えられたら、幸せを感じて生きていけそうです。手元のお金を大切に使い、病気をしない工夫に満ちた暮らしを続けることで、その幸せはさらに膨らむはず。毎日の小さな積み重ねこそが、願いを叶える近道かもしれません

●注目記事●

〈お金と体の専門家が指南する〉
合言葉は「無理をしない」。
生涯楽しむための知恵

荻野アンナ×大江英樹×常喜眞理

病気も老後の資金も、どうなるかわからないから不安になるもの。では、目に見えない心配事から解放されるにはどうしたらいいのか。定年退職をいよいよ間近に控えた作家の荻野アンナさんが、お金と健康の専門家に聞きました

荻野 私は「アリとキリギリス」で言えば、まさにキリギリスだと思っています。お金の面では、亡くなった母(洋画家の江見絹子さん)の建てた実家を美術館にする計画を立てていて、今ある資産はすべてそこへ投入するつもりでいます。だから老後の資金は、ほとんどないに等しい。健康についても若い頃から割と無頓着でしたし、50代半ばには大腸がんも経験しています。そんなキリギリスの私でも、低値安定でいいから何とか最後まで自分で自分の面倒を見ていくにはどうしたらいいのか。今日は専門家のお二人に伺いたいことだらけ、という気持ちで来ました。

大江 現在はまだ、慶應義塾大学で教えていらっしゃるのですよね。

荻野 2022年の3月で退官となり、いよいよ夢の年金生活スタートです。実は65歳以降もシニア教授として働ける制度が今の職場にできて、私も応募しようかずいぶん迷ったのですけれど、そもそも業績が少ないし(苦笑)。自分の時間を持つことのほうが人生にとって贅沢では──と。(笑)

常喜 いつまで働くかというのは、大きな課題だと思います。無理に働いてお金を稼いでも、それで健康を損ねてしまっては元も子もありません。とはいえ、私はまだ現役の医師として働いていて年金の受給開始年齢まであと7年あるので、「国の年金制度は今後も大丈夫?」と時々心配になります。
(一部抜粋)

他にも、荻原博子さんの解説「2022年、 家計は回復する?」、デビット伊東さん・伊藤能子さんの対談「夫婦二人、海辺の町で始めた 人生最後のラーメン店」、広田レオナさんのインタビュー「突然のがん発覚、 ギャグにしないとやってられない」、専門家による「買わない、捨てない、 活かし上手のアイデア11」など。
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[第二特集]
〈愛した、書いた、祈った〉
追悼 瀬戸内寂聴さん

2021年11月9日、作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんが亡くなりました。享年99。35歳のとき瀬戸内晴美の名で作家デビュー、女性の生き方を描いた作品を次々と発表し人気作家となります。51歳で得度(とくど) 、名を寂聴と改めたのちは、作品や法話を通して、人々を“ことば”で導いてきました。南果歩さん、横尾忠則さん、澤地久枝さんが生前の思い出をたどり、お人柄を明かします
特集内には、南果歩さん苦しさにも悲しさにも 終わりがあると教わって​」、横尾忠則さん50年来の不思議な交流。 僕たちは"死者友"だった​」、澤地久枝さんさようなら、寂聴さん​​」、「希望を与えてくれる 瀬戸内寂聴さんのことば」。
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[読みもの]

清水ミチコの三人寄れば無礼講 最終回
ゲスト 細野晴臣&リリー・フランキー

「この連載、最終回なんだってね。毎回3人の予定を合わせるの、大変だったでしょう」(リリー・フランキー)、「そうなんですよ。みなさん、忙しい人たちばかりだったからね」(清水ミチコさん)ーーお招きしたゲストは総勢114人。細野晴臣さんとリリー・フランキーさんが、ユーモア溢れるおしゃべりで「大人の気ままなトークタイム」を締めくくります。

清水 細野さん、大阪から帰ってきたばかりですよね。

細野 1週間くらい行ってました。

清水 デビュー50周年の記念展のイベントで?

細野 それもあるし、建築家の安藤忠雄さんっているでしょう。あの人に呼ばれて対談したり。

清水 細野さんはこの50年、ずっと忙しいんじゃないですか。

細野 いやいや、ここ2年はギターにも触らず、ボーッとしてた。

リリー このコロナ禍、僕は細野さんのアルバムを聴きながら、なんとか過ごしてましたよ。真夜中に『HoSoNoVa』聴いたりして。

細野 確か10年前の震災のときにも、「『HoSoNoVa』聴いてます」っていうメッセージが添えられたボトルが、リリーさんから届いたな。

リリー あれは、世の中が傾くと聴きたくなるアルバムなんですよ。日常を忘れさせてくれるというか。

清水 細野さんって、若い頃からなんだか神様っぽいですしね。 (一部抜粋)

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[グラビア]

高杉真宙
一人になってわかった責任と喜びと

13歳でのデビュー以来、数々のドラマ、映画、舞台で活躍してきた高杉真宙さん。コロナ禍を経て仕事との向き合い方を見つめ直し、2021年にある大きな決断をしました

僕はもともと結構な人見知りで、自分が人前に出る仕事をするようになるなんて、子どもの頃は夢にも思っていませんでした。実は会話も得意ではなく─いえ、しゃべるのは好きなんです。ただ、自分の考えをきちんとまとめて、筋道立てて話すのが苦手なんですよね。だけどもう25歳ですし、そんなことを言っている場合じゃない(笑)。そろそろどんな状況でも緊張せず、落ち着いて話せる人間になりたいです。

この世界に入ったのはスカウトがきっかけでした。小学6年生の時に、地元の福岡から家族で熊本の花火大会を見に行ったところ、芸能事務所の人に「写真を撮ってもいいですか?」と声をかけられたのです。

当時の僕の夢は、レスキュー隊員になること。物心ついた頃からずっと憧れていました。また、弟が2人いて小さな子の面倒をみるのも好きだったので、幼稚園の先生もいいなと思っていたけれど、芸能界への興味はまったくなくて。事務所の方からその後も何度も連絡をもらいましたが、逃げ回っていました。(一部抜粋)


他にも、

〈カメラマンが見た成長と素顔〉
藤井聡太新竜王、 19歳の挑戦は続く
若杉和希

〈カラーグラビア&インタビュー〉
西畑大吾(なにわ男子)
互いに手を取り合って一歩ずつ進みたい

〈ステージレポート〉
 Travis Japan (ジャニーズJr.)
来年から、僕たち〝トラ〟の時代に!

〈宝塚 すみれ色の未来へ 花組〉 
忠臣蔵ファンタジー 『元禄バロックロック
レビュー・アニバーサリー
ザ ファシネイション 『The Fascination! ─花組誕生100周年 そして未来へ─』
柚香光・星風まどか

などなど、盛りだくさん。ぜひご一読ください!!

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