息の合ったふたりならではのトーク
KinKi Kidsのコンサートは、歌の良さはもちろん、MCが充実していることでも知られている。この日も曲が終わるごとに、息の合った2人ならではのトークが繰り広げられた。
まずは堂本光一が「新しい時代が始まりました。急遽にもかかわらずこんなにも多くの方に来ていただきまして、本当にありがとうございます」と挨拶。続けて剛が「これだけのお客さんが入る日が、このタイミングで来るとは正直思っていませんでした」と言えば、「もちろん世間的にはまだ早いんじゃないかという声もあります。でも昨日・一昨日とフェスとカウントダウンをやった時に、お客様の協力が素晴らしかったし、そういった形があればこうやって開催することも可能なんじゃないか。新たな可能性がひとつずつ開いていくんじゃないかな、という気がしています」と光一が受ける。
その後もトークは続く。
「皆さん、おわかりですね。ピアノ1本です今日! 聞いたら、過去に長渕剛さんが……」(光一)
「はっ、ツヨシ!?」(剛)
「ツヨシ違いのツヨシさんが。ギター1本でっていうライブはやったことがあったそうなんです、東京ドームで。おそらくピアノ1本はないんじゃないかという話です」(光一)
「ものすごく贅沢な使い方じゃないですか?」(剛)
「贅沢だし、ほぼリハーサルしてない」(光一)
「我々もピアノ1本なので、女性で言うとほぼノーメイクに近い状況です」(剛)
「眉毛だけは描いとこかなみたいな」(光一)
「ちょっと不安っていうね」(剛)
美しいナンバーをしっとりと歌い上げた後のまったりした掛け合い。ファンにはおなじみのギャップを堪能しながら、珠玉の時間が流れていく。