2022年2月号
見どころ動画配信中!

[特集]
ひとり老後、 楽しく自由に最後まで

女性の平均寿命が延び続ければ、人生後半に「ひとり暮らし」を経験する人も増えていきます。ひとり時間を最後まで謳歌するには、どんな準備をしておけばいいのでしょうか。潤沢な老後資金? 気力や体力の維持? 家族との良好な関係? それとも助け合える仲間? 先人たちの生き方を参考に、今より少し先の自分の未来を想像しつつ、日々を楽しめる知恵を備えておきたいものです

●注目記事●

〈出会いも別れも流れのままに〉
ペットと趣味と友達と。孤独を感じる暇はない
水前寺清子×芳村真理

いつも元気で華やかな芳村真理さんと水前寺清子さん。ふたりはともに、家族と暮らした時期もあったけれど、今はおひとり様。「でも寂しくない!」と語るその理由は——

芳村 まあチータ! お会いできて嬉しい。20年ぶりくらい?

水前寺 3年ほど前、私が司会を担当するBSの番組にゲストで出てくださったじゃないですか。(笑)

芳村 あら、そうだった? それにしても長いお付き合いよね。チータがデビューした頃からだから、もう60年近いでしょう。

水前寺 芳村さんが1‌9‌8‌8年まで司会をなさっていた『夜のヒットスタジオ』では、毎週のようにお会いしていました。

芳村 あの番組は、本当に面白かったわね。10人くらいのゲストが登場して、本番中もわいわいおしゃべりを楽しんでね。

水前寺 演歌もポップスも垣根なく、仲良くなれる貴重な場でした。でも話すことといったら、歌とはほぼ関係なし。

芳村 そうそう。「誰と誰が付き合ってるみたい」「噓よ、こないだ別の子といたもの」なんて、裏話が一番盛り上がるの! あんまりおしゃべりに夢中だと、スタッフから「歌ってる人を見てください」と、フリップでお𠮟りを受けたりね。(笑)
(一部抜粋)

他にも、かたせ梨乃さんのインタビュー「両親の介護と自分時間、 上手なバランスを見つけた​」、久本雅美さんの「終活はまだしません! むしろこれからが本番だから」、みつはしちかこさんのエッセイ「マンガを描くときは17歳、いつも「片思い」しています」、ルポ「家事がしんどくなった時の頼れる選択肢あれこれ」など。
目次・購入

 

[第二特集]
〈白内障、眼瞼下垂、シワ・たるみ……〉
目もとの老化、 徹底ケア

目の不調や見た目の変化を、老化のせいとあきらめていませんか。眼科医のアドバイスと、目まわりの疲れをとるストレッチ、印象を変えるメイク法を実践すれば、若々しさを維持できるはずです

●注目記事●

〈チェックシートで目の病気を早期発見〉
100歳まで「よく見える」を叶えよう
深作秀春

人の寿命は100年近くまで延びましたが、目の寿命は60~70年といわれています。不調に対処しながら、なるべく最後まで自分の目で物を見続けるには、正しい知識とケア法を身につけることが大切です

人間は「情報の約9割を目から得ている」といわれます。しかし目の寿命は短いため、たとえ平均寿命が延びても、老化によって視力を失う、視野の一部が欠けるなど、目の健康が損なわれることも少なくありません。

たとえば車を安全に走らせるには、定期的に点検を行い、修理をし、傷んだ部品は換えることが重要ですよね。同じように、最後まで自分の目で物を見て、ドラマや映画を楽しんだり、買い物や旅行に出かけたり、さらに日常生活を安全に過ごすためには、定期的に検診を受けて目の健康状態を正しく知っておくことが必要なのです。

現代の生活環境は、目にとってたいへん過酷な状況にあります。テレビやスマホなどの電子機器は目を酷使するだけでなく、そこから放出されるブルーライトによって、網膜のもっとも重要な部分であるにダメージを与えるのです。とくにコロナ禍のいま、「家時間」が増え以前よりテレビやスマホを見る時間が長くなった、という人は多いのではないでしょうか。目を酷使し続ければ眼精疲労が起こり、さらに以降で解説するような、さまざまなトラブルや眼病を引き起こすきっかけにもなります。(一部抜粋)

他にも、「目の疲れがすっきりとれる 簡単“ほぐし”メソッド​」、「“薄ぼんやり”な印象は アイメイクで解消できます」。
目次・購入

 

[読みもの]

〈始まりは母のため、終わりは自分のために〉
引き際は美しく。わが歌手人生に悔いなし
橋幸夫

17歳のデビュー以来、歌謡史に残る数々のヒット曲を世に送り出してきた橋幸夫さんが、80歳の誕生日を迎える2023年5月3日をもって、歌手活動から引退することを発表しました。六十余年の歌手人生にピリオドを打つことに決めた、その思いとは──

引退については、ここ数年ずっと考えていました。スポーツの世界ではいくら記録を残しても、これ以上は無理かなとなると、スパッとリタイア……引退します。プロに限らず、オリンピックに出場する選手もそうですね。僕はそれが羨ましかった。
歌手の場合、ヒットから遠ざかろうが、高齢になろうが、歌手であり続けることはできます。つまり、明確な「やめどき」というものがない。それは悩ましいことでもあるのです。
生涯、歌ひとすじ。それも立派な人生ですが、僕はやめどきを自分で見極めたかった。実際、数年前から歌手としての寿命がきているなと感じ始めていたのです。
以前はいくらでも声が出ました。声に艶もありました。それが、喉がガラガラする。低音部が出にくい……。専門のクリニックでは声帯の筋肉の衰えを指摘されました。ボイストレーナーのアドバイスに従い訓練を続けているものの、老いには逆らえない部分もあります。 (一部抜粋)

 

目次・購入

 

[グラビア]

〈グラビア&インタビュー〉
茨の道に身を置くスリル
岩田剛典

2つのダンス&ボーカルグループを兼任しながら、俳優としても引っ張りだこの岩田剛典さん。2021年は新たにソロアーティスト、クリエイティブディレクターとしての活動をスタートし、挑戦の1年となった。彼を突き動かす原動力はー

2010年に三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのパフォーマーとしてデビューしました。14年にはEXILEにも加入し、今は2つのグループを兼任しています。三代目は一昨年デビュー10周年を迎えましたが、最初の2~3年はとにかく苦しかったですね。箸にも棒にもかからなかったら、という不安がつきまとい、人づき合いなど仕事以外でもやるべきことがたくさんあって、激動の時期でした。

三代目の活動中にEXILEのオーディションを受けたのは、「何かいいことがありそう」という純粋な思いから(笑)。欲張りなんですよね。LDHという会社が生まれるきっかけを作ったグループですし、社長であるHIROさんの経営理念に触れることで得られるものが多いのではないかと思ったんです。

それからグループを兼任したり個人の仕事をしていくなかで、活動の基盤を作り上げていきました。振り返ると、自身のカラーを確立し、「この道を行くんだ」という覚悟を持って動けるようになったのは、ここ5年くらいではないでしょうか。 (一部抜粋)


他にも、

〈植物に癒やしをもらいながら〉
新たな挑戦を積極的に!
三宅健

〈コンサートレポート〉
SixTONES
激しく、時にクールに―― 6つの個性が響き合う

〈妻、母、指導者、ときどき魔女!?〉
「編み物大好き」を貫いてニット一筋85年
伊藤浩子

名優たちの転機
聞き手・文◎関 容子
イッセー尾形

〈宝塚 すみれ色の未来へ 月組〉
ミュージカル・キネマ『今夜、ロマンス劇場で』
ジャズ・オマージュ 『FULL SWING!』
月城かなと・海乃美月

〈酒井順子の 「大人は知りたいことばかり」〉
ドラマのディープな味わいかた
ゲスト◎柚木麻子

パンダ日和
撮影◎高氏貴博

〈漫画アンソロジー〉
「女どうし」
槇村さとる
A Swallow Tail〈前篇〉

などなど、盛りだくさん。ぜひご一読ください!!

目次・購入