水前寺さんが現在ハマっている「手のひら盆栽」。季節の花や果実を楽しんでいるそう。ブログでも成長ぶりを紹介

芳村 小さい命がそばにいるって、いいものよね。6年前から犬を飼い始めたのだけれど、いろんなことを覚えて賢くなっていくのが面白い。「今日は寒いから、ベランダの扉は閉めるわよ」と話しかけると、「わかった」という顔でそちらには行かないのよ。

水前寺 私も以前にチワワを飼っていたのでわかります。芳村さんのワンちゃんの犬種は?

芳村 ジャックラッセルテリア。この長い犬種がすらっと出てくるように、名前をジャッキーにしました。ジャッキー、ジャッキー、ジャックラッセルってね。

水前寺 いいアイデア。(笑)

芳村 散歩は近くに住む息子たちに頼んで、日中は庭で遊ばせています。生垣から姿が見えるから、通りがかりに可愛がりたいと思う方もいるようなのね。ある時、どうもご飯の食べっぷりがよくないと思っていたら、生垣の外から長い竹竿の先に食べ物をつけてジャッキーにあげている人がいたのよ!

水前寺 えーっ!?

芳村 でも直接文句を言うと、ご近所の人だったら角が立つかと思って。「犬を可愛がってくださって嬉しいのですが、決まった物しか与えていないのでご遠慮ください」と紙に書いて、竿の端につけて返したの。そしたら、ぴたっと止みました。

水前寺 賢い方法ですね。私もご近所との縁は大事にしたいと思っています。私は50年以上世田谷区の桜新町で暮らしているのですけど、商店街の皆さんとも長いお付き合いで。春に開かれる「さくらまつり」にはボランティアで参加して、何十年と歌わせてもらっています。

芳村 まあ素敵。皆さん楽しみにしていらっしゃるでしょう。

水前寺 顔見知りのご近所さんが、年を重ねておじいちゃんおばあちゃんになっても、車椅子に乗ってきてくださるんです。コロナ禍で2年間おまつりが開かれていないので、今年は開催できるといいなと思っています。

芳村 年齢を重ねるほど、地域との繋がりは大切になりますね。夫が認知症で徘徊が始まった時も、勝手にお庭に入ったり道がわからなくなったりした彼を温かく受け入れてくれたご近所の方々には、感謝しかないです。