Case2 〈職場〉100円高い時給に嫉妬されて
質 問
週に4日ほど近所のスーパーでパートをしています。淡々と仕事をしていたら、働き方を評価されて管理的な仕事を任せられるようになり、ほかの人よりも100円高い時給をいただくようになりました。
そんな私をよく思っていないらしいのが、同じ頃に働き始めたBさんです。私の洋服や昼食を見ては、「お金を多くもらっている人はいいね」などと言ってきます。
「そんなことはないですよ」と言い返すものの、気持ちがいいものではありません。ほかのパートの人にも、私の陰口を言いふらしているよう。ストレスがたまる日々です。
(相談者・58歳)
(相談者・58歳)
回 答
「女度の高い」タイプの人は、集団としての「均質性」を求めます。パートという身分は同じなのに、時給が違うという「異質性」に過剰な反応をしてしまう。その背景には、恵まれた相手への嫉妬心もあるでしょう。
また、あなたが管理的な仕事に「選ばれた」ことは、Bさんが「選ばれなかった」という事実を突きつけることになる。あなたという存在によって、Bさんは「傷つけられた」と感じ、それが陰口や意地悪につながっているのです。
注意したいのは、時給が上がったことは事実なので、「そんなことはないですよ」と否定するのは、逆効果ということ。むしろ率直に違いを認め、「お給料が上がったぶんで、今度デザートでもおごるわ」と提案してみるのも一つの方法です。
あなたが多少なりとも「損」をすることで、Bさんの嫉妬心を和らげる効果や、Bさんの心を傷つけたことに対する、ある種の「お詫びのしるし」と受けとってもらえる可能性があるからです。
女の人間関係は難しい
【2】心のモヤモヤ相談室① 上から目線の友人、陰口を言いふらす同僚