会見冒頭のパフォーマンスでは、白いスーツと紫のネクタイの月城、紫のドレスの海乃が登場。本作のスタッフでもある小澤時史氏のピアノ演奏に乗せ、新曲「入り江がひとつだけ」を、手を取り、見つめ合いながら熱唱した。

月城・海乃の息の合ったパフォーマンス

その後、月城が壇上に一人残り、背中を見せて舞台中央にたたずみ、名曲「朝日の昇る前に」を、低音のきいたセクシーな歌声で披露。

月城は、2018年の『THE LAST PARTY ~S.Fitzgerald's last day~フィッツジェラルド最後の一日』で、フィッツジェラルド自身を演じている。どんなギャツビー像を作り上げるのか、期待が高まる。

会見では、演出の小池氏が「自分の中でどうしても宝塚で舞台化したかった宿願の作品は2つ。1つは『グレート・ギャツビー』、もうひとつは『ポーの一族』だった」と振り返り、「自分が31年前の熱量を出せるかわからないが、〈芝居の月組〉の力に期待している。自分自身が見たい公演」と語った。