余計な一言で総スカン！ 女性社員に嫌われた瞬間

夏になり、女性社員の私服が薄着になってくると、気を引き締めなければいけません。とにかく彼女たちに一瞬でも視線を向けたら負け。毎朝、そう自分に言い聞かせています。

新人のころ、男の先輩から呼び出されて注意されたんです。「仕事中の視線に気をつけろ。女子が陰で“キモイ”と言っているぞ」と。僕は「女子の体なんか見ていません！」と反発したんですけど、「男の視線は放っておくと無自覚に動くんだ。しかしそれでは社会人としてダメだ」と怒られました。

それ以降、気をつけるように。とくに女性社員がデスクの横に立ったときが危険なので、パソコンと書類だけを見ながら話しました。すると先日、D美から怒られたんです。「こちらを見ずに『はい、はい』って、私の話、ちゃんと聞いているんですか！」と。

「見る」はダメ。「見ない」でもダメ。とにかく意識したらダメ。わかっちゃいるんですけどねぇ。（アパレル会社・34歳）

職場の女性と共通の話題が思いつかない僕。見た目を褒めたら和やかに話せると思っていたのは浅はかでした。

ある朝、隣の席に座っている同期に挨拶がてら「髪切ったんだね」と声をかけたのです。すると、前の席の先輩から「あーら、私は１週間前にカットしたけど」。冗談なのか、気分を害しているのかわからず、肝が縮みました。

またある時は、物静かな派遣社員とコミュニケーションをとろうとして、「髪の毛、ステキですね。日本女性はやっぱり黒髪ですよ」と言ったら、また別の先輩社員（茶髪）がギロリ。

口を開くたび、女性社員の視線が突き刺さる気がして、職場で女性の容姿についての話題はタブーだと痛感しました。（IT関連・33歳）