仲の良い友達と「合同父の日会」も
じつは私の父は公務員でして、和馬の警察一家のことは、なんとなくわかるな、という気がしました。といってもうちは、決してお堅い家ではありません(笑)。でも、きちっとしていたように思います。
私、物事を途中で投げ出したことがないんです。というよりは、投げ出せなくって。たとえば子どもの頃、習い事を始めるじゃないですか。やり始めてみると、練習が大変だったり、思っていたのと違っていたり、ということもありますよね。
でも「やめたい」と口にできなかった。一度始めたことを、中途半端に投げ出すのはいけないことだ、と思っていたのかな? よく覚えていませんが、とにかくやめるという選択肢が自分の中にそもそも存在せず、ずっと続けました。結果的にはピアノも水泳も今の仕事に生きているので、そういうふうにしてくれた両親には感謝しています。
考えてみれば、お仕事を始めてから、どんなに大変でも、どんなに自分が不甲斐なくても、やめようと思ったことはありません。毎回不安ながら、とにかくできるだけのことをしてきました。もしかしたら、これも家庭で培われたものなのかもしれません。
家族とは仲良しで、いまもしょっちゅう会っています。先日も、妹の誕生日にみんなで集まって食事会をしました。友達とのつきあいも、最近は家族を巻き込むことが多く、父の日を友達の家族と私の家族との合同でやったり、夏祭りにお互いの両親を連れてきたり。
吉田沙保里ちゃんとはとっても仲良くしているんですが、沙保里ちゃんとテレビ電話をしていると、たまに沙保里ちゃんのお母さんやお兄ちゃんが途中から登場します。私の母も妹も「沙保里ちゃーん」と横から手を振ってワイワイと。
変わってますか? 確かに大人になってからの友達同士のつきあいに親が出てくることってあまりないですよね。でも、友達の親御さんと知り合う機会がないからこそ、こうやってそういう機会を作るとみんなが喜んでくれます。自分も友達も両方の親もきょうだいもいっぺんに楽しくなれる。最高じゃないですか。