撮影:小林ばく
デビュー当時から印象的な役を演じてきた深田恭子さん。最近は、さまざまなかたちの家族やパートナーを描く話題作にも出演しています。第一線で活躍し続ける女優は、仕事について、また家族について、どんなふうに考えているのでしょうか(構成=平林理恵 撮影=小林ばく)

3年先のことよりも明日をどう過ごすか

中学生でこの世界に入り、自分にできることを精一杯やっていたら、いつの間にか20年以上が過ぎていました。いま36歳。ずっと役をいただけていることに、まず自分でもびっくりです。本当に、とってもありがたいことだと思います。

27歳の頃──30歳になる3年も前──から、雑誌のインタビューなどで、「30歳目前ですが、いまの心境は?」と問われ続けたんです。あのとき、30歳になるってそんなに重たいことなの? 30代ってそんなに大変なことなの? と悩んでしまいまして(笑)。

というのも、じつは私、明るく前向きに未来をとらえるほうではないんです。ドラマや映画で新しい役をいただくたびに、どうしよう、どうしよう、大丈夫かな? 自分にやれるかな? と、不安になってしまいます。もう少し前向きになれたらいいのですが……。毎回、自分にはとうてい無理に感じてしまうんです。高いハードルを課され、作品が終わったときに、そのハードルを越えられたのか、越えられなかったのかが、自分でもよくわからない、というようなこともあります。

なので3年先のことを聞かれても、ホントに困ります(笑)。明日をどうやって元気に過ごすか、だったらお答えできるんですけど。

あれから10年ほどたち、この秋には37歳になります。「40歳目前ですが、いまの心境は?」という質問がやっぱりくるんでしょうか。でも、「もうすぐ40歳ですね」って、ちょっと聞きにくくありませんか? なので、あんまり聞かれないだろう、と密かに期待しているのですが、どうなんでしょうか。(笑)