親側が子どものものを手放せられない場合も
ただし、それ以外のケースもあるのは要注意。
たとえば押し入れの段ボール箱にしまったお子さんの賞状、工作や絵、おもちゃといった「思い出のもの」。
これらについて「もしかしたら、残しておきたいのはご実家のお母様の方ではないですか?」と聞くと、ハッと気付く方も多い。つまり、実は親の側が子どものものを手放せない場合もあるのです。
その場合、お子さんと一緒に「厳選する」という作業をしてはいかがでしょうか。ものが段ボール何箱分もあるなら、その中から1、2箱分だけに厳選して残す。
帰省のタイミングで、思い出話をしながら片づければ、それもまた良いコミュニケーションの時間になるかもしれません。
また、この機会に押し入れで眠っている、季節の飾りものを確認するのもおススメです。
たとえば一緒に暮らしていた時に飾っていたクリスマスツリー、お雛様など。特にしばらく飾っていないお雛様が押し入れの中で、かなりの場所をとっているお宅は多いもの。受講生の中には、子どもが家を離れたのちにお炊き上げをしてもらった方が何名かいます。
親側の立場にいる受講生に聞けば、娘さんに「手放していいか」と相談すると、すんなり「いいよ」と了承してもらった、という方がほとんどだったようです。