30分の1秒単位(撮影◎冴木さん 以下すべて)

デジタルだからこその写真

コロナ禍になって3年、ふだんは記録に重点を置いているが、現在は通常の開催をしていない。

そのかわり日時や打ち上げ場所を公開せずにシークレットやサプライズ花火として数も増加し、近々では週に50ヵ所ほど全国で打ち上げられている。

そうなると記録すべきところとそうでないところがある。そのような時には作品作りに時間を割いている。するとフィルムにも拘らずデジタルカメラを使用して自由に撮ることも大切だ。デジタルだからこその写真も撮れるのだ。

また何れの場合も私以外には誰もいないのであるから、どこからでも撮影可能である。
今までのシチュエーションでは混雑して無理だったようなアングルまで挑戦できる。デジタルで一番良いところは瞬時に確認でき、補正して撮り直しが可能なことである。またフィルムより同じ感度でありながら明るく撮れるので、シチュエーションが大胆にできる。写真の面白さが一段と増すのかもしれない。