年を重ねてくると、人間関係が煩わしいを感じている人も多いでしょう。けれど、気心知れた友だちがいると生活が豊かになることも確か。

『婦人公論』では「友だち付き合い」について読者235人にアンケート。アンケート結果から、子育ての終了、親の介護、夫との死別――。人生後半、さまざまな転換期を迎えるなかで、 友だちづきあいも《今》の自分に合わせて変化していく様子がみえてきました(構成=本誌編集部 イラスト=丹下京子)

「続く友情」「途切れる友情」その差はどこに?《親しい友だち》の数が一番多いのは80代!

世代別に聞きました!
今、あなたが相手に求めるものは

長く続く縁があれば、切れる縁もあります。「友だち」は年齢とともに移り変わるものの、「人づきあい」で重視する点は、どの年代も同じでした。

 

【~50代】

●安心できる心のよりどころ

わが家は転勤族。地元の友だちに慣れない土地での新しい生活の話を聞いてもらうと、孤独を感じない。戦友のように励まし合える(40歳・主婦)

 

●つかず離れずの距離感で

週1回1時間程度、一緒におしゃべりしながらウォーキングするのがストレス発散になっている。自分と価値観の合う人と、ほどよい距離を保って細く長くつきあっていきたい( 54歳・公務員)

 

関係が途切れた理由は……

●親しき仲にも礼儀あり

家に遊びに来るのはいいが、独り身だからか、いつも21時過ぎまで滞在。わが家には子どもがいるし、家事も残っている。それがわからないようなので、距離を置いた (49歳・主婦)

 

●心ない言葉に傷ついて

私が不妊治療をしているのを知っていながら、「早く子ども作ったら!? 年とったら大変よ」と言った幼なじみ。どうしても許せなかった(47歳・主婦)