海老蔵の“だて様”呼びに喜び

宮舘は、先ほど知った配役に動揺を隠せない様子。海老蔵は、「(前回僕が演じた義賢)あのままは難しいかもしれないですけど、近い形になったら、宮舘さんがより輝けるようになるかと思いまして。宮舘さんが2役、ということになりそうです」と、任命した思いを伝えた。

義仲と義賢は父と子の関係。2役の中でも、特に難しさがありそうだが、海老蔵いわく、「歌舞伎ではよくあること。恋人同士や、殺される者、殺す者を、1人で演じる場合があります。Jr.時代に義仲を演じ、Snow Manとしてデビューして3年間、様々な経験をされた上で、歌舞伎に挑む。段階を踏んだ今、親子を“だて様”にやっていただこうと」(海老蔵)

「今、聞きました、皆さん!?“だて様”と呼んでいただきました」(宮舘)

「そう呼ばれてるんだよね?」(海老蔵)

「はい。ファンの方にはそう呼ばれております!」(宮舘)と、“王子様キャラ”としての、あだ名で呼んでもらえた喜びも見せた。

宮舘へのアドバイスとして、義賢の生き方について語る海老蔵。
「(話すと)長くなりますよね。一族を守るため、命を落としてでも次の世代に渡したい、源氏の白旗。義賢は、(次の世代のために)執念に似た強い心から残していく。そして受け継いでいく人と守る人たち。そして、新しく生まれる生命が、ご自身の役(義仲)でもある。このぐらい話せばね、何か伝わるかなと」

アドバイスを受けた宮舘は、
「お話の中でも、すごく大事な役だということは感じました。(義賢も演じることは)本当に今知ったことなので、すぐ帰って勉強したいという気持ちです」と、動揺しつつも意気込みを述べた。