一度決めてしまうと心がとても軽くなりました。いくらパンツスタイルが流行していてもいちいち「試着して似合わなくてガッカリ」することが減りましたし、時間とお金の浪費もしなくて済むようになりました。

もちろん、何年後かにまたチャレンジしたくなればまた着てみてもいいと思っています。ワードローブの中で「着ないもの」を決めておくと「着たい服」により時間をかけられるのです。

『一年3セットの服で生きる――「制服化」という最高の方法』(著:あきやあさみ/幻冬舎)

「着ないものリスト」を作る

ファッション講座に来てくださったお客さまにも、まず「着ないものリスト」を作ることをおすすめしています。その瞬間は「いいかも」と感じて手に取った服だけど、実際に着る機会が少なくてクローゼットに眠ってしまった服たち。

「派手な柄が好きで集めてしまうけれど、合わせづらくて結局あまり着ていない」「ついクリーニング必須の服を買ってしまって手入れが面倒で着なくなってしまう」など。

そんな風に「買ってしまうけど着ないアイテム」がある方は「着ないものリスト」にそれらを入れておいてショッピングに行く前に見直すことをおすすめします。それよりも「毎日着られる上質でシンプルなアイテム」や「着心地が良くて洗えるアイテム」を揃えていく方が優先です。

「何を着たらいいか分からない」そんな気持ちならば、「着ないものリスト」から作ってみてはいかがでしょうか? それが「着たいものリスト」を作るより明快だったりします。