コミュニケーションツールとしてのファッション

よく外見について(ファッションも含め)他人に触れられたくない! という方もいるのですが、きちんと自分の想いを形にしたファッションに関しては「話しかけられて嬉しい」と感じるものだと思います。周りの方もあなたが「好きなものを選んで着ている」と思っているので好意を持って話しかけてくれることがほとんどです。

変わった柄の服や、珍しい雑貨を持っていると、「面白いね」「どこで買ったの?」と話が弾みコミュニケーションツールになることがあります。そのときに「旅行先で見つけたんだよ」「このモチーフが好きなんだよね」と話すことはお互いの心の距離も近くしてくれます。

ファッションに苦手意識がある人は、「おしゃれな人たちは個人的なエピソードがあるファッションよりも、きれいなモデルさんがトレンド最先端の服を着ているのが一番かっこいいと思うのではないか?」と感じてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。ファッションに対し真剣に生きている人ほど、「自分の心を震わすようなエピソードのあるもの」を大切にしているのです。

ぜひ、明日からのファッション選びに「私だけのエモーショナルなエピソード」を意識して忍ばせてみてください。ファッションがもっと楽しくなるはずです。

 

※本稿は、『一年3セットの服で生きる――「制服化」という最高の方法』(幻冬舎)の一部を再編集したものです。


一年3セットの服で生きる――「制服化」という最高の方法』(著:あきやあさみ/幻冬舎)

服選びの苦しみからさっさと抜けだそう! 一年3セットの服で過ごす、人気スタイリストによる、 少しの服で「自分らしさ」を作る方法。たくさんの服に時間とお金をかけて着まわすよりも、自分が納得できる同じ服を何回も着る方が、おしゃれで自信のある人に見えるのです! 選び抜いた「自分だけの制服」は、人生を豊かにする最初の突破口。制服化のためのアイデアをまとめたイラスト解説付き。