自分の好きな服、着たい服、必要な服が見えてくる方法とは――(提供:photoAC)
洋服に時間とお金をかけておしゃれを楽しむ人が多い一方、着回しを考えるのが苦痛、という人も多いのでは。着回しについて、人気スタイリストのあきやあさみさんは、自分が納得できる同じ服を何回も着る、「制服化」することを勧めています。以前は年間200着以上購入していたというあきやさんが「一年3セット」の服で暮らすようになって感じたメリットとは――。

そもそも制服化とは?

制服化とは、ファッションをパターン化して「少ない服」で制服のように着回していくことです。

制服化というと「必要最小限のものだけで暮らすミニマリスト」だと思われがちなのですが、私自身はどちらかというと「気に入った服しか着ない究極のエゴイスト」だと思っています。

服を選ぶという過程を通して「私はこんな考えを持っていたんだ」「私らしさってこんな感じかな」と自分自身を深く知ることができます。

 

ミニマリストになる必要はない

私が提唱する「制服化」は、ただ単に「ものを減らす」ことを主軸にしている訳ではありません(結果として、服がとても少なくなったということはありますが)。あくまでも「心地よく暮らすための服の選び方のひとつ」として捉えてほしいと思っています。

年間150日くらい着用していたという、2021年 冬の制服。白ブラウス+黒カーディガン+白スカート(写真提供:あきやあさみさん)