返事をださず、不義理をした年も

しかし、ここ数年幼い娘との生活が忙しく、年賀状の存在すら思い出さなかったように思う。いただく年賀状は年々減っていった。わたしも出さなかったし。それでも毎年送ってくださる方もいた。有り難い、と思いながら、お返事が書けずに時間が経ち、もはや「あけましておめでとうございます」じゃないなあ、「寒中お見舞い申し上げます」かな、いや、３月になっちゃったし！と、結局返事を出さず、不義理をした年もあった。

本連載から生まれた青木さんの著書『母』
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お返事を出していない昨年の年賀状は、ごそっと机の中に入っていて、何回かの断捨離のたびに、うぅ返事を書くまでは捨てられない！と、同じところにしまい込んだ。

11月のコンビニで、そのことを思い出し、思わず年賀状を購入したのだ。

と、いうことを12月末の今、思い出した。

思い切って、たくさんいただいたシールを貼って余白を埋めた

 

「だから、わたしは、直筆で一人一人にメッセージを書こうと思ったんだ」

なんて、どの口が言ってんだ！

というわけで、急いで書こうと思う。

どこかで、誰かが、昔のわたしのように、それを宝物にするかもしれない。

娘がつくった消しゴムハンコ
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2022年12月27日（火）
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