ラブリーとキュートの大盤振る舞い!

ライブ後半では、シングル曲に加えて、良曲揃いと言われる関西ジャニーズJr.時代のオリジナル曲も披露された。ポップな楽曲はとことん振り切って愛らしく、シリアスな楽曲は甘さを封印して凛然と。バリエーションに富んだナンバーで畳み掛けながら、一気に会場の熱を上げていく。

 

◆なにわ男子 - 『1st Love』初回限定盤(1)収録 関西ジャニーズJr.曲メドレー

Jr.時代から引き続き、今回の公演もライブ演出は西畑さん、グッズデザインは大西さん、衣装は長尾さんが中心になって担当。ハート型の花道や、ピンクのハートをモチーフにしたトロッコ、リフターなど、ラブリーとキュートの大盤振る舞いに、「今日1日で1年分のカワイイを見た!」と感じたのは筆者だけではないはずだ。

カワイイと面白いのギャップ、そしてキレのあるダンスと伸びやかな歌声を武器に、王道アイドル路線をゆくなにわ男子。《キラキラ》だけではない、彼らの魅力はプロ意識に裏打ちされた質の高いパフォーマンスにあることを、あらためて感じさせられたコンサートだった。