取材日の所持金は4000円。山梨県甲府市で作られたトンボ柄のお財布は、お金が貯まると言われているそう

結婚を機に両親とは別に住み義母と同居しているのですが、この義母が節約生活のうえでよきパートナーなんです。節約のテクニックをはじめ、「あそこのスーパーはケチャップが何円だったよ」なんて情報交換したりして。

これを話すとみなさん驚かれるのですが、義母とは着るものも共有しています。ちなみに、下着もです。ブラジャーは義母のほうがグラマーなので合わないのですが、ショーツは大丈夫。洗濯ものを取り込むついでに拝借し、義母のものをお風呂上がりに私が穿いちゃいます。(笑)

でも義母はショーツに関してはちょっと嫌みたいで、「もう、それはあげるわ」って言うんですよ。そうやって、いつも義母のショーツを拝借しているので、どんどん溜まって、そういえば自分では最近買っていないですね。(笑)

今回、『婦人公論』さんの取材を受ける前に、義母と「節約って何だろうね」と話をしたんです。そこで辿りついたのが、〈使い切る〉ことが一番の節約だろうという結論でした。

当たり前のようだけど、意外とできていないんですよね。私自身の反省点でいえば、お買い得だからと買い込んで冷凍したお肉がずっと冷凍庫の隅っこに転がっていたり、使い切れなかった野菜をシナシナにしてしまって捨てることになったり。これこそ浪費の最たるもの。

必要な時に買い、使い切る。これに尽きます! ジャガイモ、タマネギ、ニンジンの定番野菜なら、今日はカレーで翌日は肉じゃがを。同じ食材にひき肉を加えてコロッケや肉団子スープを作ってもよし。

使い切るためのメニューを考えるのは楽しいし、そこからアイデアも生まれます。私にとって節約は、工夫する面白さもあるし、経済的なメリットもあって、とってもワクワクすることなんです。