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国民年金や厚生年金に加入している人に送られる「ねんきん定期便」。いろいろなことが書いてあるけれど、よく分からないので軽く目を通しておしまい、という方も多いのではないでしょうか？ 実はねんきん定期便には、将来や老後のお金について考えるヒントが載っているんです。そこで今回は、ねんきん定期便のしくみや見方、記載内容について解説します。
この記事の目次
ねんきん定期便とは？
「ねんきん定期便」は、年金制度に対する理解や信頼を深めてもらうことを目的に、国民年金や厚生年金に加入している人に対して、誕生月に毎年送付されるものです。通常はハガキですが、節目の年齢とされる35歳・45歳・59歳では封書で郵送されます。
ねんきん定期便で確認できること
ねんきん定期便には、直近1年間（節目の年齢では全期間）の国民年金・厚生年金の加入状況や累計年金保険料納付額、納付実績に基づく年金支給見込額などが記載されています。年金保険料の納付状況や将来受け取れる年金の目安金額がわかるため、老後の生活設計を考える上でも役に立つでしょう。
ねんきん定期便は、自身でペーパーレス化を選択しない限り毎年郵送されるものですが、まれに届かなくなることがあります。その場合には、登録住所などが誤っている可能性があるため、速やかに年金事務所もしくは「ねんきん定期便・ねんきんネット専用番号」に問い合わせをしましょう。
自分の年金の情報について、もっと手軽に確認したいという方には、日本年金機構が提供するサービス「ねんきんネット」の登録がおすすめです。24時間いつでもインターネットを通じて自分の年金の情報を確認できたり、「電子版ねんきん定期便」を受け取れるなどのメリットがあります。パソコンやスマートフォンをお持ちの方は、利用を検討してみるとよいでしょう。
