●私のお金を恋人に貢ぐ義父。老後の面倒は、彼女に!

近所にひとりで暮らしている81歳の義父には、58歳の恋人がいます。付き合いだしたのは、約5年前。そのあたりから、「生活費が足りなくなった」と1万円、2万円とせびりにくるようになりました。

どうやら彼女に靴やバッグをプレゼントしたり、旅費を全額出したりと貢ぎまくっているみたい! おかげでわが家はこれまでに200万円ももっていかれたのです。

義父の恋人は30代で離婚、ふたりの娘を女手一つで育て上げたらしく、義父は「苦労した彼女には、ラクさせてあげたい」と言ってはばかりません。でも、私だって学費のかかる大学生をふたり抱え、パートに明け暮れているんです。

5歳しか違わない彼女が小綺麗にしている姿を見るたび、「義父の介護は、彼女にやらせる!」と心に決め、それをなんとか約束させる方法をじっくり画策しています。(53歳・パート)

 

●酒乱の父の消息を知り――。もう赤の他人ですから

私が子どものころ、お酒ばかり飲んでいた父。母がお酒の買い置きを忘れたりすると、「役立たず!」と罵倒。それでも腹の虫がおさまらなければ、母を殴ったり壁に食器を投げつけたり……。私は自室のベッドで耳をふさいでいたものです。

中学2年生のとき、やっと離婚。私は母方について、父と絶縁状態になりました。

その後結婚し、ふたりの子どもに恵まれて静かに暮らしていましたが、ある日、自治体の民生課から電話が。父が倒れ入院したというのです。

約40年ぶりに父の消息を知り、口をついて出たのは「赤の他人なので面倒をみる気はありません。死んだとしても連絡は無用です」という言葉。父に対して残っている感情は、恐怖と憎しみだけでした。

私にとっての父親は、優しい義父。義父に介護が必要になったら、とことん尽くすつもりです。(59歳・パート)