化粧品代は惜しみません

30代にしか見えないってよく言われるけど、それは美魔女を目指して相応の努力をしているから。生活費を切り詰めても化粧品代は惜しまず、「これはいい」と聞けばすぐに試します。

今評判の「塗るとまつ毛が伸びる」という美容液もさっそく購入しました。ところが、目に入って結膜炎になっちゃって痛いのなんの! 職場に来るお客さんはなぜか全員「失恋でもした?」と心配しまくりで、何度も「いや、実は」「ウイルス性じゃないからうつりません」と説明する恥ずかしさ、情けなさといったら……。

努力の甲斐あって、モテることはモテるんです。男性客からメアドを聞かれたり食事に誘われたりはしょっちゅう。でも、ギャンブル漬けの元夫といい、この間別れたヒモ男といい、甲斐性なしの男ばかり引き寄せてしまうのはどうして? (美容師・45歳)

 

「おいしく美しく」のはずが

塩レモンにココナッツオイル、甘酒に希少糖――。私がエイジングケアに力を入れているのを知っているから、友人が次々と美容に良い食品を薦めてくれます。新しもの好きで料理が趣味なので、毎回飛びつかずにはいられません。

さらに、教えてもらったレシピに工夫を加えてバリエーションを増やすのが楽しくて、次から次へと作る作る! そして、食べる食べる!

かくして、3ヵ月後には6キロ増量した私が完成いたしました。薦めてくれた友人は痩せたというのに……。何事も、やりすぎはよくないですよね。気づくのが遅すぎて、悔しいやら情けないやら。(主婦・60歳)

 

ビリー隊長よ安らかに

北国に嫁いで20年あまり。冬場、家に閉じこもりがちな環境は、幕下から小結、関脇、大関へと年々昇格させてくれました。はい、私の体重を。

運動不足を解消しようとあらゆる流行に乗ったなあ。ルームランナー、ダンベルにビリーズブートキャンプ、最近はバランスボール……。ええ、乗ったのは事実なんですけど、それが続くかどうかは別の話。かくして、わが家の物置には3日で飽きた健康器具たちが悲しみとともに眠っています。

近頃はとうとう、大学生の息子が「バイク置けねえじゃん」と文句を言うまでに。この際、プライベートジムでも開こうかしら。(公務員・57歳)