撮影:木村直軌

 

8月8日に東京ドームで開催された「ジャニーズJr. 8・8祭り~東京ドームから始まる~」。そこで2グループのCDデビューが発表され、大きな話題になりました。公演後の囲み取材の様子をレポートします。

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◆メンバーたちの最高の笑顔

8月8日、総勢300人のジャニーズJr.が出演する「ジャニーズJr. 8・8祭り~東京ドームから始まる~」が東京ドームにて開催されました。 Jr.のユニットが次々と登場し、ファンの熱気が最高潮に高まるなか、中盤のMCで驚きの発表がありました。

ドームに集まった5万5000人のファンの前で発表されたのは、2020年にSixTONESとSnow ManがCDデビューするということ。令和に入って“初”となるデビューであり、さらにジャニーズ史上“初”となる、2グループ同時デビューということで、コンサート終了後の記者会見には、会場に入りきれないくらいのカメラクルー、そして記者たち……。注目度の高さが窺えます。

今か今かと待ち構える記者たちの前に、3時間の公演を終えたSixTONESとSnow Manが登場すると、会場からは割れんばかりの拍手が。その後のスチール撮影では、カメラマンたちからも「おめでとう!」という声が飛び、メンバーたちも最高の笑顔に。暖かい雰囲気のなか、会見がスタートしました。

ここで今回デビューする2グループについて紹介すると、まずSixTONES(ストーンズ)は2015年5月1日に結成された6人組。メンバーは、ジェシー(1996年生まれ)、京本大我(94年生まれ)、松村北斗(95年生まれ)、高地優吾(94年生まれ:高ははしごだか)、田中樹(95年生まれ)、森本慎太郎(97年生まれ)。オリジナル曲「JAPONICA STYLE」は、YouTubeでMusic Videoが公開されるや多くの反響を呼び、たちまち100万回再生を達成。王道アイドルとは一味違うワイルドな雰囲気と色気ある歌声に“沼落ち”するファンが続出しました。

一方のSnow Manは、2009年に結成された前身ユニット「Mis Snow Man」の6人により、2012年、正式に「Snow Man」となって数々のコンサートや舞台で活躍してきました。6人時代のメンバーは、岩本照(93年生まれ)、深澤辰哉(92年生まれ)、佐久間大介(92年生まれ)、渡辺翔太(92年生まれ)、宮舘涼太(93年生まれ)、阿部亮平(93年生まれ)。2019年1月に、新たに向井康二(94年生まれ)、目黒蓮(97年生まれ)、ラウール(03年生まれ)の3人が加入し、現在の9人体制に。華麗なアクロバットでファンを魅了する彼らは、今春、初座長舞台『滝沢歌舞伎ZERO』を成功させて話題になりました。

彼らはどのようなタイミングでデビューを知ったのでしょうか。

SixTONESのジェシーさんによると、「6月28日にジャニーさんの病室で、滝沢くんから聞いた」とのこと。同じくSixTONESの田中さんによると、「(デビューは)ジャニーさんが倒れられる2日前、6月16日にジャニーさんと滝沢くんで話し合って決定したとのこと。ジャニーさんも危険な状態が続いていたので、6月28日に急遽集まって、ジャニーさんがいる空間でしっかり話をしました」。

生前のジャニーさんが2グループのデビューを決めていたと明かされ、会見場は一瞬、どよめきに包まれます。

それを受けてSnow Manの岩本さんは、「ジャニーズの中でも初同時デビューっていうことで、僕たちもこのタイミングでまさかこの話を頂けると思っていなかった。ジャニーさんがくださった“初”っていうものを、SixTONESとSnow Manで切磋琢磨しながら、これからたくさんの“初”を奪いに飛び立っていって、ジャニーさんや滝沢くんに恩返ししていきたいと思います」と決意を語りました。