「今」頑張ろうとする気持ちと、ゴールとの距離感
今の子ども達は、違和感を感じたら早め早めに申告して治療に専念、しっかりリハビリすることで、できるだけ遠い未来まで野球ができる体を作ろう、と教えられる。ありがたい時代だ。
そんな中で全体練習に合流するのにはかなり時間がかかってしまったが、さあ!いよいよここから、というところ。焦る気持ちと自分の体の状態と上手に向き合って調整して欲しいものだが…。
それにしても腰の怪我を拗らせてしまったのは、一体いつからだっただろう。
遡って中学野球、学童野球、いろいろ思い出してみるのだが、いつの時も常に、負けず嫌いで、「この一瞬」だけは絶対に譲れない!という思いでやってきた長男の顔しか浮かばない。それはそれで、彼自身に悔いはないのかもしれないと思う。
あの時親としてどんな言葉をかけていれば、息子自身が自分の体を大事に、無理をしないでいてくれたのだろう。
いろんな競争の中で「今」頑張ろうとする子どもの気持ちと、未来に立てるゴールの旗との距離感を見誤ると、それはそれで子ども自身の後悔を招きそうで、怖い。
できるだけ旗を遠く遠くに立てて欲しいのは、もしかしたら本人ではなく、本人以外の大人なのかもしれないから…。
今回はなんて後ろ向きなことを書いてるんだろう、わたし。
やっぱり私には、ゴシゴシ洗濯板で考える時間が、必要なんだ。