サンコンさんの夢

一番大変だったのは?という質問には「札幌のロケで雪の中に入れられたこと。いつも、ギニアの人に雪を送れと言われる」と答えた。また「ライオンもシマウマもキリンも、ギニアで見たことない。羊とヤギしかいません。東京の動物園でライオンを初めて見た。ギニアに写真を送りました」と報道陣を笑わせる。来日時6.0だった視力は1.2まで落ちたとか。病院も好きで、しょっちゅう血液検査や人間ドックにも行くという。

テリーさんは「彼が怒った姿を見たことがない。いつもニコニコしていて、欠点は女好きなことだけです。彼には奥さんが3人います。第1夫人と第2夫人はギニアにいるんですけど、第1夫人はお冠らしいですよ」と暴露。

2018年に結婚した第3夫人の北山さんは「ギニアの方ってやきもちやきだったのが誤算でした」と笑う。「夫婦がうまくいく秘訣は、程よい距離間。やりたいことをやらせてもらってます」とサンコンさんを愛おしそうに見つめる。

テリーさんは「今度奥さん同士対決させたほうがいい」と提案。その言葉に北山さんは「ギニアに行っても会いません」ときっぱり。

サンコンさんは故郷に小学校を設立、「ギニアには給食がないから、給食システムを取り入れようと思う。それから小学校の人たちに日本に来てもらい、技術やハイテクを学んでほしい」と夢を語ると、北山も「ギニアに日本語学校も作りたいんだよね」と夫の夢を後押しした。

夫のおでこにキスをする北山さん

記者から「大統領になったらどうですか?」と言われたサンコンさんは「僕は22番目に生まれたどうでもよかった子なんですよ。兄弟はみんな政治家のエリートだけど、僕は政治家は好きじゃない。日本の技術や農業、ビジネスをギニアのために伝えたいし、5万坪の畑を持ってるから活かしたい。日本のためギニアのため頑張りたい」と今後の意気込みを語った。