郁恵さんの夢にはまだ出てこない徹さん

徹さんの急逝後、妻の郁恵さんは度々、「こんなに皆さんから愛されていたなんて…」と驚いていらっしゃいました。超人気アイドルだった郁恵さんには彼女をガードしてくれる人が周りにいるから近づきたくても近づけない方も多かったようです。

渡辺徹さんの著書『すべては出会い: 渡辺徹の愛され人生』

あるとき郁恵さんは、徹さんに友達の作り方のコツを訊ねたこともあったとか。徹さんは「自分をさらけ出すこと」と答えたといいます。

徹さんはあれほど売れっ子だったのに芸能プロダクションには入らず、ずっと「文学座」に所属していました。劇団員の皆さんと旅公演をする際は共に電車で移動し、夜は6畳とか8畳の部屋に3、4人で寝泊まりをするなど、濃密な時間を過ごされたそうです。徹さんは、そうした時間を宝物のように思っていらしたのではないでしょうか。

長男の渡辺裕太さんの夢には出てくるのに、郁恵さんの夢にはまだ出てこないという徹さん。きっと、色々な方の元に行っているのではないかと郁恵さんは理解しているそうです。

改めまして、渡辺徹さん、本当に本当にありがとうございました。合掌。

渡辺徹さん、本当に本当にありがとうございました
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