これもまたひとつの愛のカタチ
その時感じた本音をすべて彼に打ち明けた時、彼から「子どもがいるのが茉希じゃん」って言葉が返ってきました。
当たり前のような言葉なのに、当たり前のように言ってくれることがただただうれしかった。
彼と過ごすチビーズたちを見ていて思うんです。これもまたひとつの愛のカタチでいいのかな、って。
そう思っていたいな、って。
※本稿は、『だいじょうぶじゃなくてもだいじょうぶ』(著:西山茉希/大和書房)の一部を再編集したものです。
『だいじょうぶじゃなくてもだいじょうぶ』(著:西山茉希/大和書房)
37歳、西山茉希の「今」を語った等身大初エッセイ。
事務所問題、出産・子育て、離婚、シングルマザーの恋愛など、体験や心情を赤裸々に、包み隠さず、自分の言葉で書き出しながら、仕事や人生への向き合い方、揺れ動く感情の扱い方、幸せの捉え方を語った1冊。
“今”に正解が見つからないなら不正解でもなく、迷子になってもそこにはきっと何かがあって、見つけるか見つけないかはその人次第。
紆余曲折ありながらも、強くしなやかに生きる「根っこ」にあるものとは――。