決断の芯

ただ、あの当時の私は、自分のことがどんどん嫌いになっていって、どんどん迷子になっていき、さまざまな思いを削っていった結果、「自分を好きでいられる日々をこれからは刻んでいきたい」、その思いだけが残りました。

『だいじょうぶじゃなくてもだいじょうぶ』(著:西山茉希/大和書房)

それが決断の芯。

「別れたほうがいいよ」と周囲に言われたからって別れるほど無責任な愛し方はしていなかったし、誰かに背中を押されたからって決められるほどの軽い覚悟で名字を変えていない。

だからもし、離婚に迷っている人がいるとしたら、後悔した時に誰かのせいにしない選択を、時間がかかっても自分の心で決めてほしいんです。