かっこいいママではいられないから

私は泣き虫なので、心が動くたびに涙があふれてしまいそうになります。事務所騒動の時もそうだし、離婚を悩んでいた時もそう。

子どもたちにはできるだけ「ママの涙」を見せないようにしたいけど、一緒に住んでいたら隠せない涙もある。

そういう時は、次の日に子どもたちに、なんでママは泣いていたのかをできるだけ説明するようにしています。「ママね、こういう理由で泣いてたんだ」って。

「母親が泣いていた夜」って、子どもの心に強く刻まれてしまうと思うから、ほんとうはできるだけ見せないほうがいいんだろうなって思うんです。

でも、我が家は、ひとつ屋根の下で大人はひとり。隠れて泣く場所なんてないから、「泣いてるママ」も「笑っているママ」も隠さない、というか隠せない。そういう母親しか私はできないって自分でまるごと認めるようになりました。

かっこいい母親にはなれないなって。

生活を回して、家事をして、仕事をして、お迎えにいって、ってしていたら、自分にもチビーズにも、その場その場を繕って過ごすことは無理だな、って。