自分の死後も考えて

墓じまいの問題を棚上げにしたあとで、口うるさい親戚たちが「本家なのにお墓の手入れにも来ないで!」と、小言を言ってくる場合もあるでしょう。そんなときは、「ハイハイ」と受け流しつつ、あまりにうるさいなら、「自宅できちんと陰膳でご供養しております。墓じまいに反対しているのは叔父(叔母)さんたちなのだから、私たちに代わってお参りしてくださればいいじゃないですか」と言えば良し。足繁くお墓に行けなくとも、供養の気持ちを持って本家としての務めを果たしていることを伝えればいいのです。そしてさらりと聞いてみましょう。「ご先祖様って、仏壇とお墓とどちらにいらっしゃるんでしょうね?」と。きっと相手は答えに詰まるのではないでしょうか。

あとは自分が亡くなったのちのことを、準備しておくのも忘れずに。親戚たちが「墓じまいも致し方なし」とあきらめるのを待つのはいいとして、自分たち親世代だっていつまでも元気とは限りません。問題を放置したまま亡くなるようなことがあったとき、困るのはやはり遺されたわが子たちです。

「自分たちに万一のことがあれば、親戚の意見に振り回されず、墓じまいをしていいから」と伝え、遺言も用意しておきましょう。「合葬の樹木葬にして永代供養でかまわない」などと書き添えておけば、子どもたちが墓について迷うこともないはずです。とはいえ、子どもたちが希望通りにしてくれるとは限りません。それすらこだわらないのが幸せぐせ。こうでなければ! という頑固さを捨て「なるようになる」と考えることが、幸せに生きるための鍵なのですから。

 

前回「江原啓之「親しかった友人が急によそよそしい…理由をしつこく聞いても逆効果。自分の言動を振り返り「親しき仲にも礼儀あり」を心がけて」はこちら


お祓い箱 浄』 2022年11月30日発売 

「お祓い」習慣で新しい一年を心丈夫に!

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安心して暮らすための必需品が詰まっています。

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天然のしきみを原料にした香り高い一品で、
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お祓い塩は、戸田(静岡県沼津市)の美しい海水を利用した特級品。
浄化のエナジーに満ち、様々なシチュエーションで使用できます。

ベーシックアイテムとして厳選された品々は、
「お祓い」習慣に欠かせないもの。
最強の安心を引き寄せるベストセレクションです。
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・穢れを祓うための神具「竹幣」
・守護のパワーを携帯できる「錦守」
・音自体がお祓いになる「鈴」
・身代わりに穢れを祓う「人形」や「ペット型」「車型」
(使用方法は、冊子にて詳しく紹介しています)

あなたも気軽にできる「お祓い」習慣で、
新しい一年を心丈夫に過ごしましょう。