生活に困窮したら春風亭昇太師匠に頼る
春風亭昇太師匠とは仲がいいんだけど、彼は落語をずっと続けるじゃないですか。
そしたら地方の高座があったときなんかに色物(いろもの)(落語や講談以外の芸)として出演させてもらおうかなと思ってて。
で、季節の話をしたりむかしの流行(はや)り歌をギターで弾いたりして、ちょっとお金をもらって帰ろうかと。
実はその話はもう師匠にお願いしてるんだけど(笑)。
この先、日本がどうなっていくのかはわからないけど、もし僕のお金が底を突いてその日暮らしの人間、つまりむかしの僕のことだけど……になったとしても、それもまた気の持ちようで面白いんじゃないかな。
だって第三者から見たら悲惨な状況で暮らしている人でも、決して暗くならないで生きてる人たちもたくさんいるわけじゃないですか。
だから心の持ちようなんだよな。
一銭もなくなったってなんとか楽しく生きていく方法を見つけますよ、僕は。
※本稿は、『六角精児の無理しない生き方』(主婦の友社)の一部を再編集したものです。
『六角精児の無理しない生き方』(著:六角精児/主婦の友社)
六⾓精児のように⽣きてみたい。
その⽣き⽅は、世の中のレールからちょっとはずれているかもしれない、でも「⾃分軸」の⽣き⽅。なにがあっても飄々と乗り越える、地に⾜の着いた⽣き⽅。明るくて楽しくて、上機嫌。その六⾓精児流⽣き⽅の秘訣、秘密がこの本には載っています。