女の子たちが、一斉に下を向いて

小宮 相田はこんな感じで変に落ち着いていて、収録でひとこともしゃべらなかったりするんですよ。それなのに20万のベッドを買って。香川真司選手と同じモデルの。いらないですよね、そんなの。

清水 まあ、いいベッドってそれくらいするんじゃない? 売れた証しだね。

相田 僕、いま36なんですけど、2年前にようやく一人暮らしを始めたんですよ。それで家具を少しずつ買っていて。

小宮 ろくに疲労をためてないやつが、家に帰って20万のベッドで寝て起きるなんて。1万で十分でしょう。

清水 でも、小宮さんはキャバクラによく行くって聞いたよ。けっこう高いんでしょう? ああいうところって。

小宮 まあ、普通は驚くほどではないんですけど、一度吉祥寺でぼったくられたことがありました。4人で行って女の子も4人で、1時間いたら、ちょうど相田のベッド代くらいの請求書が出てきた。

清水 やっぱりそういうことあるんだ。私だったら、悔しい。

小宮 一瞬、間違いかな、と思うじゃないですか。それで、「これおかしいですよね?」って聞いたら、それまでぺちゃくちゃしゃべってた女の子たちが、一斉に下を向いて、黙っちゃった。

清水 わかりやすい。(笑)

小宮 これ、ベタなやつだ、『アウトレイジ』で見たことあるぞ、って思いました。少しは言い繕えばいいじゃないですか。「うちはいつもこんな感じ」とか、「メロンがけっこうするんだよね」とか。そういうのぜんぜんなくて、急に下を向いてだんまりなんだから。黙って払いましたけど。