周りとなじみすぎると、大事なものをなくす

人とのつきあいにおいては、仕事でもプライベートでも距離感が大事。とくに仕事の場ではなじみすぎてしまうといい結果は生まれないわね。

自分は白だと思っているのに周りにいる人が赤ばかりだと、いつの間にか自分がピンクになっていることに気がつかないことがある。

『70歳、すっぴん人生』(著:研ナオコ/Gakken)

朱に交われば赤くなる、という言葉があるけど、自分で意識して赤く染まらない距離感を保つことが大事なんですよ。

それぞれが違う考えを持っているから、いろんなアイデアが生まれたり、他にないものができる。距離が縮まってきて、似たような考えかたしかできなくなると何も発展しないでしょう。

それがエスカレートすると、違う意見や違うタイプの人間を受け入れられなくなってしまうし。

最近よく使われる言葉だけど多様性って言うでしょ。みんな違ってみんないい、ってこと。それぞれの違いを認め合う距離感が大事なんじゃないかと思うの。こういうことって日々の人間関係で心当たりがあるっていう人も多いんじゃないでしょうか。

だからアタシは周りと適度な距離を置くの。そのほうがアタシの肌の粗(あら)も目立たないですしね(笑)。