人間関係のオン、オフがわかっていないと、気遣いもできなくなる

「どうせもうすぐ死ぬんだから、誰に何言われようと関係ない」みたいな態度をとる人がたまにいるでしょ。とくにジイサンたち(失礼!)。

アタシは休みのときはあまり外出しないで、家の中でゆっくり過ごすことが多いのでよくは知らないんですけど、周りから聞くところによると、横柄な方々も多いそうですね。

朱に交われば赤くなる、という言葉があるけど、自分で意識して赤く染まらない距離感を保つことが大事なんですよ(写真:『70歳、すっぴん人生』より)

例えば昔、大きな会社にいた人とか、お行儀良くしていればいいのに、行きつけの図書館の若い係員さんにつまらない文句ばかり言ったりしてくるって……なんでそうなるのかしらねぇ。

アタシには経験ないからはっきりわからないけど、会社で働いていたときの上下関係をそのまま引きずっているんじゃないのかな。若い人を見ると自分の部下みたいに見えて思わずつまらないことでも文句を言ってしまう。これって最悪。

テレビを見ていて後輩の芸能人が先輩の芸能人に乱暴な口をきいてドツいたりしていますけど、あれはまた別の世界だって思ったほうがいい。

あの中では先輩後輩関係ないような態度ですけど、画面の裏は違います。そういう人に限って、お行儀が良くて、他人に対する気遣いができている。

ちゃんとオンとオフを理解しているの。それすらもわからなくなって周りの人々に気遣いができなくなるなんて……今、「ハッ!」とした人は気をつけたほうがいいですよ。