病院に配属されてギャップに悩む人も

倉部 大学職員というと、デスクワーク中心の「事務職」というイメージを持つ方が多いようですね。実際には、あんじゅ先生のようにパソコンはほとんど使わない、なんていうケースもある。他方、財務や経理といった営利企業と変わらない部署もありますし、逆に学生募集とか入試とかオープンキャンパスとか、大学ならではのお仕事もあります。

『大学職員のリアル-18歳人口激減で「人気職」はどうなる?』(著:倉部史記・若林杏樹/中央公論新社)

あんじゅ 私は結局、退職するまでの五年間、ずっと入試広報でした。関西ならインテックス大阪とか、首都圏なら武道館とか、全国各地で受験生向けの説明会を開催して、「高校生、カモーン」ってやっていました。

倉部 大学職員をめざす方はたいてい、大学らしい部分に憧れを抱いているのではないでしょうか。後輩のお世話をしたいという希望をもつ方も多いようですが、一般企業のような部署に配属されることもあれば、付属の中高、なんなら幼稚園に配属されることだってある。帝京だと附属病院がありますね。

あんじゅ そうですね。帝京は結構なマンモス大学で、20人ぐらいいた同期の半分とまでは言いませんが、かなりの人数が大学病院に配属されました。せっかく大学職員になれたと思ったら病院に配属されて、そのギャップに悩む人もいましたね。