私のミュート活用法、こちらです
加えて「SNSだからこそ、別人格も出没する」ということも理解した。それまで対面していた大好きな友人でさえも、SNSというヴェールを一枚被ることによって、今まで見たこともない人格が出てくることがある。
実際に私も何度か目撃をした。ただ本人は楽しんでいるわけだし、そんなことにいちいち目くじらを立てているのは時間の無駄。
そういうときこそ、ミュートの登場だ。
ミュートとは相手に知られることなく、投稿がすべてタイムラインから消える。ただ繋がりだけは残る。「フォローを外す」「ブロックする」といった、相手に「嫌われたのかしら」と思われる派手なアクションではない。
SNSはあくまでも情報をキャッチすることが目的。タイムラインは必要な情報だけが流れてくる、気持ちいい場所であればいい。
本来、ミュートの意味は「音を消す、無音」。
でもSNS上、個人的にはクリーンアップだと私は認識している。
ちなみに私のX(旧Twitter)のミュート数は約170だった。これは全く繋がりがなくても、「おすすめ」と称して、苦手な人物の投稿が流れてくることを防御するためのミュートも含む。
相手をミュートしているからといって、関係性が崩れるわけではなく、会うと楽しい。会話もSNSに投稿したことが中心になるわけではないので、特に困ることもない。もし対面をして、話すことが投稿の内容頼みになるような関係性であれば、それはまた別問題が勃発していると思う。ここは自分で判断を願いたい。
ちなみに私はミュートに加えて、相手の人間性そのものを疑う場合はブロックも用いる。ほんのわずかな数ではあるが「会いたくない」という、小さな意思表示だ。もし相手と偶然会ったら? にこやかに挨拶をして去っていく。
そこで「私のこと、ブロックしたでしょう!」と突っかかってきたら、「え? そんなことありましたっけ?」と返答する。
実際、操作の記憶がないのに友人をフォローから外して、ブロックをしていたことがあった。そのことを例に挙げて話しつつ、その場から退散するのだ。