この記事の目次
咀嚼筋の衰えは「たるみ」につながることも
咀嚼のチカラ
虫歯・歯周病の予防効果
脳の血流アップ効果
正しい姿勢を維持しよう 合わない入れ歯で咀嚼機能が低下することも

咀嚼のチカラ

噛むことでもたらされる健康効果を見てみましょう。

 

虫歯・歯周病の予防効果

咀嚼することで唾液の分泌が促進されます。唾液には口内を浄化する作用があり、歯周病菌や虫歯菌を洗い流してくれます。

また唾液にはIgAという成分も含まれています。この成分は身体の中に入ろうとする細菌類をシャットダウンして防御するなどの役割を果たしています。

ゆっくり長く噛んでいると唾液が沢山でて食材に絡みます。当然免疫物質が感染予防として働いてくれます。なので普段の食事で姿勢を正してゆっくり味わいながら咀嚼をすることで唾液腺を刺激し、唾液の分泌を促してあげることを心がけましょう。

 

脳の血流アップ効果

咀嚼によって脳の血流が増加し、認知症の予防や記憶力のアップにつながるといわれています。実験では、ガムを噛むことによって脳のコミュニケーション、感情の抑制、記憶のコントロール、意思決定などの高度な働きを担う前頭前野が活性化することが分かっています。意識して噛むことで誘発され、それは高齢になるほど顕著といわれています。