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独身、フリーランス。世間から「大丈夫?」と思われがちな40代の小林久乃さんが綴る「雑」で「脱力」系のゆるーいコラム。読んでいるうちに、心も気持ちも楽に軽くなる……。ただ「手抜き」のテクニックを勧めるだけではなく、年齢を重ねたことで得た「脱力」による省エネによって、次へのエネルギーを担保していこう! というのが、本企画の主旨。 第4回は「話題の“港区女子”について思うこと」です。

「港区女子」とは何か

最近「港区女子」という言葉がSNSを騒がせていた。このコラムを読んでくれている人の中には「今さら、港区女子ってなになに?」と、担当編集Kさんのように言いたくなる気持ちも分かる。そう思う人は「港区女子」と検索してほしい。

今なら山のように情報が流れてくるはずだ。

では「港区女子」とは何なのか。さらりと説明すると、20代の女性を中心に、港区界隈(六本木、乃木坂、麻布、赤坂、高輪など)をオフタイムの活動拠点とし、ハイスペック男性たちを結婚相手として狙う女性たちのことを示唆する。

私がライターとして女性誌の取材をしているときに、敢えて「港区女子」とは呼ばなかったけれど、そのような種族の女性には何人も会った。

ちなみに彼女たちは港区には在住しておらず、職場も港区ではないケースが多い。各々に仕事を終えて、夜な夜な港区に集まってくる。けしてオバケの運動会ではない(『ゲゲゲの鬼太郎』より)

特徴的だったのは皆、ほぼビジュアルが同じだったことだ。

「Apuweiser-riche」「JILL by JILLSTUART」「LAISSE PASSE」などのワンピーススタイル。バッグはメゾンブランド、ヘアスタイルは巻き髪一択。本当に、これ以外のヘアスタイルを見たことがない。

皆、顔立ちも可愛らしいし、努力をしているようで、とてもスタイルがいい。仕事もしながら、港区で毎夜、合コンに参加して、長時間メイクを崩さずに笑顔で帰宅。これをクリアできるのは若さあってのものだ。

結論から言うと、私は「港区女子」に賛成派。今しかできないことを謳歌してほしいと思うし、何より港区に着眼点を置いたのは素晴らしい。

なんせ、港区在住の6.6人に1人が社長というデータがある(東京商工リサーチより)。日本中の金持ちや、その予備軍が集結する地域なのだ(彼らが常に港区で飲んでいるかは別として)。

白馬の王子様は待っていても来てはくれない。「それなら私から……」と、王女候補から迎えに行こうとしているのだから、なんとたくましい。

婚姻率が低下し、少子化が騒がれる昨今でも、彼女らのパワーを持ってすれば日本の未来は明るいと、じわじわ感じる。