「港区女子」って何歳まで?

ただ「港区女子」に関しては、若さゆえの特権だと思っている。アラフォー女性が行うと、一般的な目はどうだろうか? 異論反論はあるかもしれないが、私には“イタイ”と見えてしまう。

こんな女性が居た。

住んでいるのは渋谷区の片隅。年齢は40代でいわゆる普通の会社員として勤務していた。口癖なのか、スローガンなのか「とにかく会社員なんて席に座っていればいい」と、話していたことも覚えている。

遊ぶ場所は一貫して、港区で、セレブリティたちと遊んでいると言う。どういう遊びをしていたのか深くは知らない。でも紹介された男性は、ほぼ既婚者だった。つまり不倫も彼女の選択肢にあったらしい。そんな彼女とこんな会話をした。

「私はね、パパや兄、叔父みたいな官僚、商社勤務の男性が理想なの。雨の日にレストランに行ったら、私や家族が濡れないように、お店の入り口で車から降ろしてくれるのよ」

「お父さんはどうするの?」

「車を駐車場に置いて、後から店に入ってくるの」

「その流れでいくと帰りは……?」

「父たちは清算を済ませて、先に車を取りに行き、私たちが出る時には入り口に待機させていたわ。私はそんな男性がいいんだ」

港区といえばここ、外苑前の銀杏並木。今年も映えスポットになるだろうか(写真提供◎筆者)

雨が降っているなら、車まで一緒に傘をさして移動するものだと思っていた自分にとっては新鮮な意見だった。でもこんな意見は、よく耳にする。さほど珍しいことではない……と思うと、さらに続けて彼女はこう話す。

「男性の前で女性はお財布を開いてはダメでしょう」

これも今回のSNSを騒がせた一部である、男性が払うのか、女性が払うのか問題。ちなみに某事件では、男性陣が催していたBBQに港区女子が途中から参加したところ、主催者側の年上男性が、参加費用を請求したという。

この事件の当事者は20代の港区女子。
さっきの台詞を口にした知人女性はもう40代。さて、どうしたものか。