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涙、涙の親との別れ。今わの際や、葬儀で後悔や悲しみに襲われる中、それでもくすっと笑ってしまう。そんなエピソードを集めました。

食べ物ではありません

母の火葬の後のお骨上げの時のこと。
お箸を渡された兄の孫(小学1年生の男の子)が、お骨を箸でつかみ、食べようとするではないか。みんなであわてて止めた。
(無職・69歳)

 

やっぱり間違いだった?

枕花の水がこぼれ、私は思わず「お父さんゴメン!」と言った。2階にいた弟は、父が生き返り、死んだことにしてしまってゴメン! と私が謝ったと思ったらしく、「お父さんが死ぬはずないと思ってた。やっぱり間違いだったんだ!」と駆け降りてきて……。姉弟ともに気まずい思いをした。
(会社員・56歳)

 

長いから…ね

父の葬儀の時、焼香に立った人が、どうやら足がしびれていたらしい。バタッと倒れてお経を読むお坊さんに覆い被さって……。とんだ大惨事になった。
(会社役員・76歳)

 

まるで結婚式

亡くなる前に「きれいに死にたい」と言っていた母。そこで最期のプレゼントとしてネットで死装束を注文。襟元に桜の刺繡の入った着物と、綿帽子のような花冠とベールのお陰で母はまるで花嫁さんのように美しかった。
(会社員・54歳)

 

「異常なし」なのに

父は毎年欠かさず健康診断を受けていました。旅先で急死し、葬儀も終了後、診断結果が送られてきました。
結果は「異常なし」。なのに死んじゃったんだねー、と家族で笑った。
(パート・60歳)

 

うるさい!

死に際まで耳が聞こえていた父。臨終間際「おじいちゃん」と呼び続けたら「うるさい!」と言われた。
(主婦・67歳)

 

それはさすがに

遺影を探していたら、25年前の写真に、母の字で「これを使って」とメモが。詐欺でしょ(笑)
(会社員・54歳)