(写真提供◎photoAC)
普段何気なく食べている野菜、実は生産者さんが当たり前に知っている知識で、さらに美味しく食べられるかもしれません。登録生産者9500軒以上、日本一の産直通販サイト『食べチョク』さんに聞いた野菜の本『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』から一部抜粋し、おいしい野菜の見分け方と長持ちする保存方法をご紹介します。

収穫時期によって味が異なる
1年中欠かせない常備野菜

実か根と思いきや、食べているのは葉。

玉ねぎが日本に定着したのは明治時代以降で、戦後、食生活の洋風化に伴って需要が拡大しました。

収穫時期によって2月末からの極早生(ごくわせ)、5月末までの早生(わせ)、6月以降の中生(なかて)、晩生(おくて)に分けられ、極早生と早生が新玉ねぎ。

辛みが少なく、みずみずしい味わいは、春の味覚として人気です。

ちなみに、玉ねぎは加熱すると糖度が上がりますが、最も糖度が高いのが晩生。

料理に深みを出してくれます。ただし、辛みも強いので、辛み抜きは必須です。

『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』(著:食べチョク/ダイヤモンド社)