涼しくなると咲き始める金木犀(キンモクセイ)。その香りの強さから、沈丁花(ジンチョウゲ)・梔子(クチナシ)に並び、「三大香木」の1つに数えられています。しかしこの金木犀、年代によって抱くイメージが全く違うようです。
金木犀商品が秋の定番に!
金木犀といえば最も特徴的なのが、独特の甘い香りです。毎年どこからか漂ってくるあの香りに、秋の深まりを感じるという人は多いでしょう。
近年は若年層を中心に、「金木犀の香りを身にまといたい・癒やされたい」といったニーズも高まっています。
毎年9月ごろになると、さまざまなお店で金木犀の香りの香水やルームフレグランス、シャンプー、ボディクリームなどの商品が一斉に並び始める様子は、もはや秋の風物詩ともいえる光景になりました。
このように、秋を代表する花木として熱視線を浴びる金木犀ですが、昔から好意的に受け止められていたかというとそうではないようです。
かつてはある理由により、今とは正反対にマイナスイメージがついてしまっていたことがありました。