所得税がかかるボーダーラインを表す「年収103万円の壁」という言葉に注目が集まっています。共働き夫婦にとって避けては通れない<お金の悩み>について、生活経済ジャーナリストの柏木理佳さんは「夫婦生活はお金がかかる。だからこそ『話し合い』や『見える化』しないと、共働きでもお金は貯まらない」と指摘します。そこで今回は、柏木さんの著書『共働きなのに、お金が全然、貯まりません!』から「車の費用」について解説します。
「カーシェア」も選択肢に入れましょう
車は維持費も高い
マイカー保有でかかるお金は、駐車場代だけではありません。
自動車税だけでも年間に2万~5万円、初回は3年後、それ以降は2年ごとの車検時に支払う自賠責保険の保険料、法定印紙代、重量税、それに車検取扱業者に支払う手数料が発生します。
任意保険や交換部品代や修理費も考えておかなければなりません。
整備費用が安い車検取扱業者を選ぶと多少割安になりますが、それでも毎月数万円ほどの整備や修理の費用を計算しておかなければなりません。